究極の時間分散投資、SBI証券の毎日積立でインデックス投資をはじめました

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2018年1月から、つみたてNISAがスタートし、一般のニュースでも温暖な相場が続いていると言われる様相。インデックス投資家としては、良い投資環境が続けば嬉しいものですが、高値を更新し続けると、投資のタイミングは非常に難しいものです。

 

投資の機会は逃したくないけど、高値づかみはイヤ!

 

投資の機会は逃したくないけど、高値づかみはイヤ!という私と同じような考えの方におすすめしたいのが、究極の時間分散投資である

 

“毎日つみたて投資”です。

 

ここでは、なぜ積立投資が相場において有効なのか、そして、毎日積立がなぜ究極の時間分散投資と言えるのか、という点について、簡単に説明していきたいと思います。

つみたて投資という投資法

皆さんも、つみたて投資や、ドルコスト平均法という投資手法を耳にされたことはあるのではないでしょうか。

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このグラフは、1995年から2007年までのいずれかの時期から、2016年末時点までの毎月末に1万円をMSCI-KOKUSAI(日本株を除く世界の株式で構成するインデックス指標)に積み立て投資を行った場合のトータルリターンを表します。(茶色のグラフ)

 

青色のグラフはその時期から10年経過時点でのリターンを示すもので、10年間の積立投資では一部マイナスリターンの時期があるものの、ITバブルの崩壊、リーマンショック等、この時期にあった大きな下落イベントにもかかわらず、20年、30年のタームで捉えると概ねプラスリターンとなることが歴史的に証明されていると言えます。

 

なぜ、積立投資によるドルコスト平均法が、先行きなど誰にも分からない相場の世界で、これほどまでに有効な投資法なのか。

 

その理由は、定額買い付けによる積立投資は、

“安い時にたくさん、高いときには少し”

しか買い付けをしないというごく当たり前な買い付け方法の効果によるものです。

 

安い時にたくさん仕込み、高いときには少しだけ仕込む(本当は高値掴みはしたくないが、将来から見てその金額が高いか安いかをどの時点で判断することは出来ない)ことにより、安定的に株式資産を増やしていくことが出来るわけです。

 

究極の時間分散

では、積立投資をする上で、どのようなタームで買い付けを行うのが有効なのでしょうか?

毎年でしょうか?毎四半期でしょうか?毎月でしょうか?隔週、毎週、毎日でしょうか?

 

答えを先に述べると、毎月以下のタームであれば、そのリターンにはほぼ差は生じないと言われています。

 

■リターンは毎日も毎月も差がない

 積立投資は毎月行うのが一般的だが、高値づかみのリスクを回避する手段を突き詰めていくと、毎日積み立てるのが究極のようにも感じられる。そこで、毎月と毎日で運用成果がどのように違ってくるか検証してみた。

 まず、日経平均株価と米ドルを例にとり、投資の開始時期を20年前、10年前と5年前として、それぞれについて4月末まで積み立てたリターンを計測し、表にまとめた(表A)。購入頻度は毎月、毎日と同じ曜日で週1回とした場合に加え、2カ月ごと、3カ月ごと、4カ月ごと、6カ月ごと、1年ごととした。

 赤で囲んだのは日経平均を20年前から積み立てた場合だが、毎月の積み立てリターンはプラス51.7%で毎日は同52.1%。その差は1%未満で、誤差の範囲だった。毎週の積み立てリターンも、どの曜日でも約52%となった。驚くべきことに積み立て間隔を広げ、2カ月ごと、3カ月ごと、4カ月ごと、6カ月ごとにしてもリターンは50%~52%に収まり、大きな差は付かなかった。

例えば、上はいつも参考にさせてもらっている、NIKKEI STYLE マネー研究所の積立投資に関する考察記事ですが、この検証によると、毎月、毎週、毎日のリターンは概ね、52%で、その差は1%未満であることがわかりました。

 

では、なぜ毎日積立を究極の時間分散投資だと謳い、実行するのか、私なりの理由を考えてみました。

 

  • 毎日投資をしているという安心感
  • 毎日積立をしやすい投資環境が整った

という2点がとても大きいと思います。

 

【毎日投資をしているという安心感】

そもそも私がインデックス投信による積立投資に興味を持った理由が、

毎日の相場の変動に碧々せずに投資を続けたい!

という想いからであったことに依ります。

 

つまり、インデックス投信とつみたて投資という比較的穏やかな投資手法で、更に毎日の相場の騰落も全て拾って、時間分散を行うことによって、価格の変化を気にせずに安心しながら、投資を続けたいという想いを両立させるものだと信じています。

 

また、雨の日も風の日も、ではありませんが、どんな日でも確実に世界の株式市場に投資をしているという、一種の勇者感が、日常生活の密かなたのしみになっていることも、正直言うとあります。

 

【毎日積立をしやすい投資環境が整った】

2点目として、投資環境が整備されたという点を挙げています。

これは、毎日積立を実行しようとすると、一昔前までは、実際に証券会社でリスク資産を買い付ける際には、毎日買い付けのオーダーを出す必要がありました。

対面や電話でなんて、とても考えられませんし、オンライン上であっても、毎日そのような時間を掛けることは、大きな手間でした。

 

しかし、2017年10月時点では、下記の証券会社で、毎日積立投資が可能になっています。

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特筆すべきは、SBI証券と、松井証券の100円から積立が可能な点ですね。

毎日缶ジュース一本(よりも安い、か)の金額で、世界の市場にほぼ無コストで投資ができる時代になったわけですから、一昔前では考えられないことだと思います。

 

SBI証券で毎日つみたてを実践しています

かく言う私自身、SBI証券で、毎日積立を利用して、いくつかのインデックス投信を買い付けていますので、ご紹介します。

 

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現在毎日積立で買い付けを行っているのは、

 

〈特定口座〉

・三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド:1000円/日

・eMAXXIS Slim先進国株式インデックス:2000円/日

〈つみたてNISA〉

・EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド:1619円/日

 

の3商品です。

つみたてNISAは年40万円の上限を狙って、毎日1619円、

特定口座の方は、自分の投資趣向や既存の保有商品との兼ね合いで、それぞれ1000円、2000円の買い付けとしています。

 

これで年間約120万円程度の積立投資を行っていることになるわけです。

もちろん投資商品や、投資金額は自分のリスク許容度やポートフォリオに応じて今後買えていくことになると思います。

 

*リスク許容度やPFに関しては、書籍で勉強しています。

 

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

 

 

そして、始めて二ヶ月程度の毎日積立資産がこんな感じ。

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初めて間もなく、金額も大したことないですが、大きな心の支えになっている金融資産の一部です。

 

今後は

毎日積立は気持ちの支えになっている、私自身の投資の基盤になると思います。

一方で、大幅安局面では、商品の一括購入をして、リターンのパフォーマンスを上げたいとも考えています。

 

いまのような温暖な投資環境のときは、積立投資で機会損失を極力避けて、チャンスが訪れたときには、しっかり下で拾って行きたいですね。

 

 

つみたてNISAは毎日積立を始める絶好の機会かもしれません。

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 お金を掛けなくても投資の勉強はできます。(とてもわかり易い)

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