とりあえず、金融庁謹製”つみたてNISA早わかりガイドブック”を読もう
前回の記事で、つみたてNISAは投資初心者にとって最適な、投資を始めるにもってこいな仕組みだと言っていましたが、20年にわたる細く長い積立投資という制度の他にも、投資初心者が”失敗しにくい投資とは”、”長期積立投資の王道”を学ぶのに適した、教材がたくさん無料で準備されていることに驚きます。
つみたてNISA早わかりガイドブックとは?
2018年1月より開始されるつみたてNISAに向けて、金融庁が作成したガイドブックで、つみたてNISAの特徴やメリット・デメリットはもとより、
- なぜ資産形成に投資が必要なのか(預金だけでは不十分)
- なぜつみたて投資なのか(時間分散の重要性)
- なぜ投資先を分けるのか(分散投資によるリスク軽減)
- なぜ20年投資を続けるのか(長期投資の効果)
- 手数料の影響
- 分配金の影響
といったトピックで、つみたてNISAの様な、長期の積立投資に通用する重要な要素関して説明をしてくれています。
ホンの数年前まで、様々な書籍を一通り読むことによって、ようやく理解できていた長期積立投資の本当の価値を、この無料の小冊子で、サラッと学ぶことが出来るのようになったとは、良い時代になったもんです。
老後資産形成には預金では不十分
と金融庁が公に認めざるをえない時代です。
だからこそ、つみたてNISAは個人が国に頼ることなく、資産形成を行うために、国によってお膳立てされた、黄金ツールと言えます。
とりあえず銀行の窓口で勧められるがままに投資信託を積み立てていた人や、とりあえず証券口座を開設してみたけど、投資商品が多すぎて何を買えばよいのかわからない!といった人にこそ使ってもらいたいのが、つみたてNISAです。
本来のNISAのメリットである”運用利益が非課税”というメリットもさることながら、つみたてNISAの
などなど、今後、個人投資家(特にインデックス投資分野)としてデビューするのに重要な要素を掴むのに最適な教材となると信じてやみません。
つみたてNISAは2037年までの有期施策
もちろん、今後どのように施策が改変されるかはわかりませんが、現状では、2018年1月〜2037年12月末までの固定された20年間にわたる運用が対象となっています。
つまり、2018年1月からつみたてNISAを利用しない場合、その時点から遅れた分だけ、個人の運用期間が減少していくことになります。
運用期間は長ければ長いほど、複利の効果を得て有利になります。
興味のある方はできるだけ早くの申し込みをおすすめします。
私自身、しっかり勉強した上で、20年間ガチホして、結果を楽しみにしていきたいと思います。
(いわずもがな、投資は自己の判断で行って下さい)
つみたてNISA早わかりガイドブックの次には、こんな本がおすすめです。
投資を始めるきっかけとなったブロガーさんの新書がとても勉強になります。