【トヨタ86純正採用】のアルミテープチューニングに関する特許情報を入手
アルミテープチューンに関する特許情報を入手しました。
JP2014072682 VEHICLE, AND METHOD OF MANUFACTURING SAME
WIPO(World Intellectual Property Organization:世界知的所有権機関)
のホームページ内のデータベースです。
内容はというと、、
特許の文章というのは、いつもこんな風に理解しにくい用語を駆使してくのですが(弁理士さん?外部からの簡単な参入をPreventしてるんですかね笑)
要旨を捉えると下記の様になります。
技術の要旨としては、「車両の車体というものは走行中に正に帯電するので、同じく正に帯電する空気流が電気的斥力で、車体表面から剥離する。そこで、車体の帯電を自己放電させて空気流の剥離を防ぐ」というもののようだ。実際、帯電の有無による車体表面の境界層厚さを測定した結果が載っており、帯電によって境界層が厚くなっていることが分かる。
自己放電の手段としては、「鋭利もしくは尖った角部を有する導電性金属の皮膜」を装着するというもの。いわゆる「スタティック・ディスチャージャ」の一種だ。
このことから分かるのは、ただ導電性アルミテープを貼るだけではダメで、コロナ放電を誘発する尖った角部をたくさん備えている形状にする必要があるということだ。また、貼り付ける部位は、帯電を起こす樹脂部品(絶縁体)であり、気流が剥離しやすい形状の部分でなければならない。
ヴォクシーの展示車を見てきたところ、エンジンルームからフロントバンパサイドの裏を覗くと、長手方向に3列のスリットを入れて自己放電を起こす角部を増やしたアルミテープが貼ってあるのが見えた。貼らねば。
以上、引用終わり。(http://primzahl.seesaa.net/article/420800038.html)
スタティック・ディスチャージャーとはなんぞや、ということになりますが、
流体(気体・液体)が流れる際に、その流路との間に発生する静電気を逃がすことによって、流体(流路?)抵抗を減少させる装置。という理解でよいかと思います。
つまり、排気管を流れる排気ガスにも、ボディを流れる空気にも静電気の逃しを作ってあげることによって、効率を上げようという発想ですね。
スタティック・ディスチャージャーは、航空機には古くから搭載されている装置ですので、一定の効果を有するものであると思って間違いはないでしょう。
(航空機のスタティック・ディスチャージャー(放電索)の場合は、効率の向上よりも、電波障害対策の要素が強いようですが。。)
そこで問題となるのが、航空機の常用速度域と、自動車のそれが大きく異なるということ。
トヨタを取り上げた記事では、50km/hから感覚的に感じ取ることができるという話ですが、実際のところどうなのでしょうか。
ますます個人的実証実験が楽しみになってきました。
時間があれば、早い段階で試してレポートして見たいと思います。
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