シンガポールのロードバイク/MTB事情

自転車好きってのは、場所が変われどその国や地域の自転車事情がとっても気になるものです。

シンガポールは小さい国で温暖な気候であり、またルーツの一端に華僑文化を持つため自転車盛んな国なのではと思い色々と調べまわったことをまとめてみました。

 

シンガポールは自転車不毛の地??

さぁ、のっけから話の腰を折るようなトピックですが、街を見渡しても他のアジアの国ほどには自転車を見かけないんです。

スポーツ自転車もそうですが、移動手段や業務用としての実用自転車でさえも同じような状況。

 

シンガポールは小さい国土でありながら、公共交通網の発達や、温暖すぎる気候の結果として、自転車文化があまり根付かず、若い世代では自転車に乗ったことがない、または乗れない人も珍しくはない模様。

最近でこそ、シェアサイクルや国策としての自転車道路の整備によって、自転車を楽しむという考え方が人々に普及し始めた、いわば自転車新興国とも言える状況な訳です。

 

 

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おしゃれなショップが多い?!

とはいえとはいえ、そこは東南アジアの雄、シンガポールな訳ですから、サイクルショップの幅もかなり広いわけです。

おっちゃんがやってる街場の自転車屋から、巨大ブランドを取り扱う専門店、クロモリバイクやピストバイクを取り扱うおしゃれショップまで、主に駐在の欧米人やファッションに敏感なローカルの若者向けにショップが出店しているのが現状のようです。

 

Tokyo Bike

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http://www.tokyobike.sg

若者の街、ブギスには我らが日本のおしゃれ系バイクショップ、東京谷中のTokyo Bikeが出店しています。

店を訪れた際は、シンガポール人スタッフが2名で運営していたのですが、東京から来たと言うと、とても気さくな感じで対応してくれました。

取り扱いは自社ブランドの26インチのクロモリクロスバイクを中心に、小径車や子供用自転車も少々扱っているようです。

シンガポールの街中を颯爽と流すにはこんなバイクがあっているのかも知れませんね。

 

Hello bicycle Shop

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https://hellobicycle.com.sg

 

こちらもブギスの店舗で、ローカル系のおしゃれ自転車ショップのようです。

スタッフは当然シンガポーリアンですが、対応も良く、空気入れやペダルなどを探していたのですが、こちらもスペシャルサービスで対応してくれました笑

印象としては、おしゃれバイクの定番レザー系小物の取り扱いが多いように感じました。

純粋なスポーツバイクは取り扱っていないように見受けられましたが、スタッフはメジャーブランドのロードバイクに乗っているようなことを言っていたので、いずれは取り扱いを行うかもしれませんね。

 

The bike settlement

https://www.thebikesettlement.com

 

ここは結構マニアック?なショップで、ストリートピスト系のパーツやアパレル、ロードバイクMTBも扱いがあるようです。

 

Fab's cycle

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http://www.togoparts.com/bike-shop/183/fab-s-cycle

 

Fab's cycleもピストなどのストリートバイク中心のお店ですが、覗いた感じでは、ロードフレームや、ロード用のハイエンド完組ホイールも置いているような感じでした。

 

手軽にスポーツサイクルを買うには? 

 

シンガポールでスポーツサイクル(ロードバイクMTBクロスバイクなど)を購入できるのは、上記のような個人系のお店に加えて、メーカー系店舗という選択があります。

メーカー系店舗は郊外(といってもシンガポールでの郊外なので、公共交通機関でアクセス可能な範囲)に大型店舗を構えています。

その中でも、多くのブランドが集積しているのがMRTのTai Seng駅近くの一角で、訪問時には、Giant、Specialized、SCOTTが出店していました。

かつてはCannondaleもあったようですが、現在は閉業してしまっているようです。

これらの店舗は、メーカー直営店ではなく、シンガポールにおける輸入代理店による販売店のようですが、スタッフの知識も豊富で、価格も日本国内よりも幾分安い価格での購入も可能です。

 

 

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 以前、Giantでロードバイクを購入し、日本に持ち帰った際の記事です。

 

シンガポールのサイクルスポット

Shimano Cycling World

http://shimanocyclingworld.com

 

シンガポールのサイクルスポットとして見逃せないのが、シマノの博物館である、Shimano Cycling Worldです。

我らが日本のシマノが運営する自転車部品の展示博物館で、そんなに広いわけではありませんが、洗練された雰囲気の中、フリースペースで自転車雑誌を閲覧したり、変速機や競技用自転車の歴史を展示品とともに学べる良いスポットだと思います。

私は時々、図書館や休憩がてら利用したりしています。

 

シンガポールのサイクルイベント

OCBC CYCLE Singapore

OCBC | Singapore mass cycling event

 

シンガポール最大のサイクルイベントで、2018年は5月に開催されました。

イベントはいくつかの区分があるようですが、一般から参加できるものとしてセンチュリーライドのようなロングライドが設定され、シンガポールの市街地を参加者同士で駆け抜けることができるようなイベントです。

内外のクラブチーム向けにレースイベントも開催されます。

 

シンガポールの自転車アクテビティ

シェアサイクル

東南アジアの雄、シンガポールではシェアリングエコノミーの定番、シェアサイクルも盛んです。

2018年8月現在では、ofo, mobikeの2社がしのぎを削っています。

以前おすすめしたo-BIKEは6月いっぱいでシンガポールから撤退した模様。

放置された自転車の撤去が社会問題になっているようです。

想像の通り、現在はデポジットの返金も行われておらず、運営会社は逃げ回っているようです。mobikeに鞍替えしておいて事なきを得た。。

 

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ofoとmobikeでは、印象として、mobikeの方がアプリの作り込みも自転車の状態も良いので、私はmobikeを利用しています。

 

 

マウンテンバイク in ウビン島

チャンギ国際空港の北側に位置するPulau ubinはチャンギフェリーターミナルから片道S$3、10分程度で到着、フェリーターミナルには、レンタサイクルもあり、S$10程度でハードテイル(フロントサスペンション装備)マウンテンバイクも借りれるようです。

島にはダート路面が多く残っており、島内を散策する他に、整備されたトレイルパークも存在します。

http://www.singaporemtb.com/ketam-mtb-trail-pulau-ubin/

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いかがでしたか。

シンガポールは整備された暮らしやすい国ですが、自転車のような趣味の情報は不足しがちに感じます。

でも探してみるとシンガポールでも自転車趣味、結構充実できそうな気がしてワクワクしてきました。

みなさんも、シンガポールでも自転車ライフ楽しんでくださいね。